ダブルダッチコンテスト実行委員会が主催する世界大会。
2009年の第8回大会より海外のチームも参加するようになる。世界中でDouble Dutch Contestが行われている(下の表参照)。
2002年に行われた第1回大会、Double Dutch Contest(DDC)が2007年の第6回大会よりDouble Dutch Contest Japan(DDCJ)と名前を変え、2012年よりDouble Dutch Contest World(DDCW)に改称。なお、2011年までは第N回大会をVol.N(例: 第1回大会→DDC Vol.1)としていたが、Worldに改称したのと同時に西暦を付ける方式に変更。(例: DDCW 2012)
各コンテスト優勝チームがDDCWに参加することを目標としており、2014年現在、ある程度は達成されている。また、海外のDDCに日本チームが参加することもしばしばあり、その日本チームが優勝することも珍しくない。
ただし、DDCW出場権を得られるのは開催国から出場したチームの最上位チームとなる。
DDCWは3月下旬の土日に行われ、2日間開催となっていたが、2015年度よりWorld Jump Ropeとの共同開催となり、DDCJが3月下旬の2日間、DDCWが7月開催となった。
2016年のDDCWは再度日本に戻り、3月開催となる。
1日目は体育館などで行われる予選であり、予選の上位チームが2日目のDDCJ FinalかDDCWの出場権を得る。
2日目のFinalかDDCWは渋谷公会堂などで行われる。
DDCWでは、1日目の予選通過チームと、海外から各国シード1チームずつ、更にDDDJ一般部門優勝チームの合計約20チームが決勝を行った(DDCW2012-2014)。
2015年からは、各国シードチームは参加チームにより1-3チームずつとなる。
Final(or DDCW)でのパフォーマンス上位4チームは、トーナメント方式でダブルダッチバトルを行い、ここで1位となったチームが優勝となる。しかし、パフォーマンス部門1位となったチームも優勝と公言しており、実質1回の大会で優勝チームが2つ出ることとなる。
DDCJ Vol.8までは現役の大学生チームが成績上位にくることが多かった。しかし、DDCJ Vol.9、Vol.10、DDCW2012と、ここ数年は現役を引退した関西4回生のサークル横断型混合チーム、関東のサークルOB達が作るチーム、そして現役のプロチームが活躍するようになり、特にDDCW2012でFinalに出場した現役の大学生チームは片手で数えられるほどの少なさであった(16チーム中)。 更に、乱縄を中心に力のあるチームでは4回生になってもチームを維持して現役を続行するところもあり、従来の「3回生の学園祭が終われば引退」という考え方を適用すると、現役の大学生チームは更に減ることとなる。 このように、大学で数年間ダブルダッチをした経験を持つ社会人が増えてきており、大学生現役チームは上位に残ることが年を追う毎に難しくなると予想される。 なお、世界大会という名称を用いているが、DDCW2012 Finalに参加した20チームのうち16チームは日本チームであり、また、海外チームの最高順位が9位であったことを踏まえると、実質的には日本一決定戦である。これは、パフォーマンス分野でのダブルダッチで日本のレベルが他国を圧倒しているからに他ならないが、他国で十分に広まっていないとも言える。 ただし、アジアを中心にフュージョンスタイルダブルダッチが流行の兆しを見せており、数年で状況は変わる可能性がある。 現在フュージョンスタイルダブルダッチが盛んな国と地域は、日本、香港、ベルギーである。
世界で行われるダブルダッチコンテスト
国、地域 | 大会 | 開始年度 |
---|---|---|
日本 | Double Dutch Contest Japan(DDCJ) | 2002 |
ベルギー | Double Dutch Contest Belgium(DDCB) | 2006 |
香港 | Double Dutch Contest Hong Kong(DDCHK) | 2010 |
アメリカ | Double Dutch Contest USA(DDC USA) | 2012 |
インド | Double Dutch Contest India(DDCI) | 2013 |
韓国 | Double Dutch Contest Korea(DDCK) | 2014 |
上海 | Double Dutch Contest Shanghai(DDCS) | 2014 |