2012年に始まった総合的ななわとび競技の新しい大会。
FISAC-IRSF主催の大会が、各国1つの競技連盟(日本の場合はJRSF)からの出場しか認めていないのに対し、誰もが自由に参加できるようにしたいということで始まった。 フランスや日本で独自に予選が行われているが、設立趣旨から考えてこの予選に出場せずとも出場できる可能性はある。 2015年前後から、WJRF(World Jump Rope Federation)とMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結する組織が出てきており、その場合はその組織からでないと出られないということになる。2018年1月現在、香港、フランス、インドがMOUを締結しているようである(要確認)。
ホイール(2 wheel)のフリースタイルなど、前衛的な競技種目が取り入れられていることが特徴であった(大会に新しく種目が追加された実績はなく、常に前衛的というわけではない)。 また、参加者の増大に伴い、予選のフリースタイル競技は数人(数チーム)が同時に別のフロアで行う形式になる可能性がルールに書かれている。 実際に単なわとびフリースタイルは数人が同時に行う形式である。 同時実施の場合にはフリースタイル中に音楽を流さないようになっている。
年齢別選手権とGrand Finalがある。年齢別選手権は年齢カテゴリー別に表彰され、全年齢での上位入賞者は最終日のGrand Finalに出場できる。この年齢別選手権表彰・Grand Finalとは別に総合部門(All-Around)がある(一般的にいう「総合優勝」はこの部門の優勝のことである)。総合部門は3(4)つの種目の総合評価であり、個人戦・団体戦(単なわとび)・団体戦(ダブルダッチ)の3つについて、それぞれ14歳以下の部、15歳以上の部の2つがある。
非常にややこしいことではあるが、下記のように考えると分かりやすいかもしれない。
- 1. 総合的になわとびがうまい人(チーム)をチャンピオンを1人(チーム)決めたい→4つの種目の合計で総合部門(*大人と子供は分けてあげよう、というのが14歳以下、15歳以上部門)
- 2. 体操の種目別と同じく、ある種目に特化した人(チーム)は、それはそれで見てみたい→1で種目別に上から数チームをピックアップして、最終日に1位を決めようというGrand Final(*Grand Finalは本当にうまい人(チーム)を見るために、大人と子供の区別なし)
- 3. 1,2だけだと表彰が少ない、表彰されると人はやる気になるはず!→沢山の人に賞状をあげる年齢別選手権
WJR開催場所一覧
年 | WJR開催地 | アジア大会開催地 | ヨーロッパ大会開催地 |
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2018 | アメリカ(Florida) | ||
2017 | アメリカ(Florida) | 香港 | ドイツ(Munich)Brezelcup |
2016 | ポルトガル(Braga) | ||
2015 | フランス(Paris) | ||
2014 | アメリカ(Florida) | - | - |
2013 | アメリカ(Florida) | - | - |
2012 | アメリカ(Florida) | - | - |